釈迦ヶ岳
▲1,641m(350-450m)
釈迦ヶ岳は御坂山塊奥に存在している山で、甲府盆地からも三角形の容姿をうかがえる。
ちなみに周辺にも釈迦ヶ岳と言う山が2つ存在している。
アプローチは西斜面と東斜面があるが、西斜面は岩場もあり急登で結構厳しい。
お勧めなのはドンベイ峠からのアプローチだ。
ドンベイ峠から釈迦ヶ岳への登山道に入るとなだらかな登山道が40分ほど続く。
途中にいくつかピークがあるが気になる程度でもない。
南側には御坂山塊が横に広がって見え、その中を林道が突っ切っているのが見える。
新道峠下まで延びている立派な舗装道路だ。
途中のピークを少し下るといよいよ釈迦ヶ岳頂上への急な登りになる。
と言っても、10分程度あえいでいれば頂上に飛び出す。
 
頂上では2体の地蔵さんが出迎えてくれるだろう。

以前は2体とも顔があったが、1998年に登ったときには右側の地蔵さんの顔が欠けていた。
頂上は縦長く、眼下には甲府盆地やその向こうに南アルプスの山並が見える。
南側を見ると、それまで見えなかった富士山が御坂山塊の向こうに聳え立つ。
ドンベイ峠からのアプローチは往復の歩きの時間だけで2時間程度だ。
道のりも最後を除けばきつくなく、家族連れで気軽にアプローチができる。
ただし、西側のアプローチは「同じ山か?」と思えるほど険しいので、物足りない人には良いかもしれない。
鬼ヶ岳付近から御坂山塊の向こうに釈迦ヶ岳(とんがり)を見る。
釈迦ヶ岳は芦川村の奥に存在しているため気軽に行ける山ではない。
私の場合は、河口湖から新道峠を超えて釈迦ヶ岳に辿りつくと言う、昔の人の辿った道のりでアプローチするのが常だ。
車でドンベイ峠に行くのに精進湖を迂回しながら1時間半、一方歩きでは新道峠を超えてドンベイ峠に行くのに2時間。
どちらもそう大差は無いのだ。
そして、釈迦ヶ岳に辿りつき、甲府の町を見下ろすと「甲府って近いぞ」と錯覚を起こす。
そんな地図を真っ直ぐに横切る楽しさが山登りにはある。
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