節刀ヶ岳
▲1,736m(750-850m)
節刀ヶ岳は、御坂山塊の河口湖と西湖の奥に存在している。
この山は、たいてい何らかのコースの途中で立ち寄る山で、三角錐の綺麗な形をしている。アクセスは大石峠が中心になる。
大石峠は古来、「若彦路」と呼ばれ国中(甲府側)と郡内(河口湖側)を結ぶ重要な道路だった。
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大石峠から節刀ヶ岳へは、森林地帯の尾根沿いに幾つかの山を越えて1時間半も歩くと分岐点に到着する。
分岐点から頂上までは五分ほどで、分岐点との間を往復する形となる。
節刀ヶ岳の頂上は広くなく、樹木も生い茂り、展望はあまり良くないが、北東下に芦川村の集落が見える。

また南側には正面に十二ヶ岳を配した富士山と河口湖の一部が見える。

再び分岐点に戻ったら大石峠に戻る(1時間)も良いし、更に先の十二ヶ岳(50分)や、鬼ヶ岳(30分)を目指すも良い。(それぞれの場所から下る時間も考慮する事)
十二ヶ岳方面と鬼ヶ岳方面への分岐は、節刀ヶ岳下の分岐点から10分ほど歩いた場所、金山(MapFan)にある。
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この山は御坂山塊の主稜線を徘徊しなければ行けないので、めったに行けない山であるが、往年の「若彦路」を堪能するために是非行ってみたい山である。
昔の旅人が国中から御坂山塊を超え、河口湖、西湖、精進湖に向かうときに辿った道を歩くと、国中と郡内の距離差が縮まったような気がする…。
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